LEGARE U-15 女子バスケットボールクラブ
バスケットボール男子・日本代表が、ワールドカップでアジア勢1位となり、48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めて、バスケットボール熱が日本中で高まっている最中に、常総市の女子バスケットボールクラブにお邪魔をして取材をさせてもらいました。
そこにはバスケットボールを楽しむ選手と指導者の姿がありました。
仲間を集めて繋いでいく
スペイン語で「結ぶ、繋ぐ」を意味するLEGARE(レガーレ)。
”仲間を集めて繋いでいく”や”絆を作っていく”などの意味が含まれている、そんな素晴らしい意味を持つバスケットボールのクラブチームが立ち上がったのは、今年(令和5年)の4月。
まだまだ、結成したばかりのチームですが、チームとしての組織体制は盤石で、チーム責任者を筆頭に、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、マネージャー、メディカルスタッフ、審判の6人が選手たちを支えています。
子ども達の笑顔が一番大事
Q:チームを立ち上げたきっかけを教えてください。
内田:一番が、今中学校の部活動地域移行の問題があって、その中で常総市 の子どもたちというのはミニバスケットボールを凄く頑張っている子たちが多いので、もし、中学校で部活動のバスケットボール部がなくなった場合、じゃあやれる場所はどこにあるんだろうって考えて、それを常総市の市内でクラブチームとして受け皿を作ることができれば、子どもたちがまたバスケットを楽しめる環境が作っていけるんじゃないかなと思い、立ち上げに至りました。
Q:練習や試合はどのくらいの頻度でやっていますか?
内田:練習は、19時から21時までの2時間を火・木・土曜日の週3日です。
場所は火・木曜日が石下西中学校の体育館で土曜日が鬼怒中学校の体育館ですね。
今のところ試合は県内に自分の知り合いのクラブチームが結構あるので、誘われれば行きます。練習試合が月に2回から3回ぐらいで、あとは公式の大会だったりとか、そういうのに参加させてもらっています。
指導者の役割
Q:LEGAREはどのようなチームですか?
内田:スポーツといえば昔は厳しく、気合と根性みたいな時代もあったと思うんですけど、ここ最近の時代の流れはもう真逆になってて、それでは通用しないということは自分も凄く感じているところです。
やはり一番考えるのが子供たちがバスケットをやってて、「本当にバスケットが大好きだ、楽しい」と思えるような環境を作ってあげることが自分たち運営する側の指導者の役割かなと思っています。
時には厳しいこともあるんですけれども、今やっぱり一番は「子供たちの笑顔が一番大事だな」というふうに感じて運営させてもらっていて、
子どもたちには、「挨拶」・「礼儀」」・「思いやり」・「感謝」の4つをバスケットボールを通じて教えています。
これがチームのモットーですね。
Q:子どもの笑顔を引き出すために、どんな工夫をしていますか?
内田:自分の場合は、やっぱりバスケットだけの楽しさっていうと限られてしまうので、色々な練習中とか試合中にかける言葉というのをちょっと意識して、その言葉もバスケット用語とかにだけにかかわらず全然違う。
一般的にこう何て言うんですか。今の学校生活とか、普段の生活もしくはテレビとか、ああいうメディアからもらう情報なんかもうまく利用させてもらって、
それを例えながら、たまにお笑い芸人の真似をしてみたりとか、そういうふうにちょっとこう盛り上げるというか、そこにそこからまだバスケットにつなげていくっていうそういうやり方はしています。
正しいかどうかは分かりませんけどね。
Q:最後に今後の目標を教えてください。
内田:やっぱり立ち上げた当初の自分の思いというか考えに届かせること、
常総市の子どもたち中心にバスケット好きな子が集まって、地域に愛されるチームであり、県のトップを取っていきたいなというのが目標ですね。
練習も試合も元気よく
Q:LEGAREに入ったきっかけを教えてください。
山崎:コーチ達も人数が多くて、とても優しく教えてくれるし、周りを思ってやってくれるのでLEGAREに入りました。
Q:練習や試合で常に心がけていることはありますか?
山崎:自分が暗くなっちゃうと周りも暗くなっちゃうと思うので、元気よくやることを心がけてます。
Q:目標を教えてください。
山崎:チームでは大会で勝ち上がれるように頑張っています。個人では自分はポジションがガードなので、そこで負けないように頑張ってます。
部活ではなくクラブチームという選択肢
Q:LEGAREはどういうチームですか?
山崎:LEGAREはコーチも指導者も子ども達もみんなが一つになって笑顔でやるチームです。
Q:部活ではなくて、クラブチームを選択した理由を教えてください。
山崎:部活動は先生が見てくれてはいるけど、クラブチームの方がガッツリやっているというか、バスケをやってるなっていう実感が湧くので、クラブチームにしました。
Q:LEGAREの練習は楽しいですか?
山崎:はい。楽しいです。
取材を終えて
今回取材したLEGARE U-15 女子バスケットボールクラブは、心からバスケットを楽しんでおり、笑顔あふれるチームでした。(撮影が終わると真剣練習に切り替えている姿も印象的でした)
市では、今後も中学・高校の部活などの活動を取材をして、随時noteに掲載をしていく予定です。
取材の写真や動画は市公式Instagramにも掲載してありますので、そちらの写真もご覧ください。
Photo&video
動画はYoutubeにも掲載しています。